さようなら信越線 (長野以北)

 2015年3月8日

2015年3月14日、長野駅以北のJR信越線(信越本線)は、北陸新幹線の開通と同時に並行在来線の運命でしなの鉄道の北しなの線(長野-妙高高原、妙高高原-直江津はえちごトキめき鉄道線)となります。 思えばかつては蒸気機関車、そして電気機関車となりその列車に乗って高校の3年間を通い、それからしばらくは故郷を離れていたこともありますが、SL時代の終わりから現在まで延べ1万回以上もこの信越線の列車に乗りました。その距離約40万キロ、地球から月まで届くほどの距離を行き来したことになります。慣れ親しんだいつもの電車、仕事で疲れた体を癒してくれる長野19時37分発下り快速妙高5号のシート、これらをもう見ることが出来なくなるのはやはり名残惜しいです。 長野以北、特に牟礼よりも北は冬の積雪量が多いにも関わらず、人手やラッセル車で懸命に除雪をし、どうしても駄目なら黒姫-長野間の折り返し運転をして通勤通学の足を何とか確保してくれていました。当たり前と思いがちだった信越線長野以北が今消えようとしています。 幼少のころ、親に連れられて当時はまだ蒸気機関車が牽く客車に乗って長野へ行ったときに、途中古間駅と牟礼駅の間のトンネルでうっかり窓を開けたままにしておくと酷い煤煙が車内に入ってきて目に入りゴロゴロして痛かったことを懐かしく思い出します。そんな遠い昔から今まで、ずっと利用させていただきました。

春夏秋冬の風景とともに撮影した数年間の写真を信越線の思い出として掲載しました。良かったらご覧ください。(撮影場所はすべて長野県信濃町 沿線)
信越線 あ り が と う

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かつての特急の車両を使った、快速「妙高号」の名は、新潟の名峰「妙高山」に由来します
(雪を被った妙高山を背景に走る妙高4号、 2015年2月22日信濃町古間より)





作成 2015/03

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