野尻湖の花火
北信濃の夏、野尻湖の夜空を彩る花火大会です。
今年はやや霞みが出ていたものの天候に恵まれ、空には夏の一等星たち、その下で花火の
大輪が咲く、都会の花火大会のように派手ではありませんが、湖畔にさえいれば光と音が同
時の良席で必ず鑑賞できるのはここの花火大会ならではです。
下の写真は水中スターマインを撮影したものです。
火薬玉を投げ入れる船が中速で湖面を滑るように駆けていく・・・ その数秒後、船が走り去った
暗い水面に赤く鈍い光と水しぶきが上がったと同時に色とりどりの閃光が放射状に宙を舞う、
お腹にドスンと来る炸裂音、花火をそのまま相似形で写し出す水面、 ドスン!・・ ドスン!・・
と船を追いかけるように炸裂するスターマイン、観ているこちらは楽しんでいればよいだけですが、
船上の花火職人たちは体を張った一発勝負なのだろうな・・ と思います。
花火が最も美しく、かつ心が高揚するのはもちろんその花が咲いている時ですが、私が最も感動
するのはその花の散り際、あるいは散って静寂が戻ってからごく短い時間が経過してからです。
私の場合、今観た感動を心に焼き付けるにはほんの少し時間がかかるのかもしれません。 もし
他の人もそうなら、「花火は散り際が大切」と言われる所以も何となくうなずけます。
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2002. 7.27
Nikon D100 /AF
NIKKOR ED 18-35mm F3.5-4.5D /18mm
F8 25Sec ISO200