不思議な 「光の柱」 が出現/真冬の夜空

不思議な光の柱_2786

2008年2月2日の午後8時過ぎ、長野県北部で不思議な光が観測されました。当日私は仕事を終えて電車に乗り、いつもの駅で下車して徒歩で自宅へ向かう途中、北北西の空やや低いところに一筋の光を見つけました。最初はスキー場のサーチライトかと思いましたが、全く違うものであることがすぐにわかり、取りあえず撮影すべく家路を急ぎました。途中で振り返ると今度は南東側(志賀高原方向)にも似た形状の光が数条、しかも北側の光が強くなると志賀高原方向の光も同調するかのように活発に動きはじめました。帰宅後すぐにカメラを取り出して庭先から撮影したうちの一枚がこの写真です。
翌日2月3日の信濃毎日新聞朝刊に中野市内の観測者の方が撮影された写真とともに「上空の氷の粒か雪に地上からの光が反射した「光柱」の可能性がある」との気象台のコメントが掲載されていました。
この光の柱はらせん状に近い複雑な形状で、またこの光が出ていた当時、空全体がやや赤みを帯びた状態でした。
いずれにしろ珍しい自然現象のようです。


2008. 2 .2  20h44m  AF Nikkor 14mmF2.8(2.8)  / D50 ISO1600 NRoff 7.3Sec
長野県信濃町