初秋、湯の丸池の平湿原



標高二千メートルの高原、日差しはまだ夏の装いですが、吹く風は既に冷たさを帯び、秋がもうそこまで来ているのが判ります。

行楽シーズンにはまだ早いため人影はまばら、尾瀬のように大きな湿原ではありませんが、木道が丁寧に整備され、傍らには

ミヤマリンドウやマツムシソウが静かに咲いています。周囲に広がる林の中で低く折れ曲がり地を這うように伸びる木々の枝が

やがて到来する冬の厳しさを教えてくれています。来年の初夏コマクサの咲く頃再び訪れてみたい。




撮影 :2003.9.11 長野県東部町、湯の丸池の平 

    


Nikon D100  Nikkor18-35 f3.5-4.5/ 18mm f8 1/250 ISO400   
 

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