りゅうこつ座 カノープス
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秋から冬にかけて南の空低く、りゅうこつ座の一等星カノー
プスが顔を出します。実はこの星、中国では「南極老人星」
と呼ばれ、この星を見ると長生きできると言われているそう
です。
南国では空高く輝く星ですが、北緯37度の北信濃では南中
時でも高度は1度以下しかありません。
地平線付近の天体は、大気による光の屈折によって浮かび上
がって見える現象で幾らか高度を増しますが、それでも南方
向が低空まで見渡せる場所で、地平線に雲一つ無い晴天に恵
まれないと見ることが困難です。
低空にわずかの時間姿を見せるカノープス、北信濃から遠く
南国がみえる..そんな気がします。
撮影データ
1995年10月28日 03時48分 露出8分
SMC50mmF1.7/絞り4 ペンタックスLX
固定撮影
コダック EKTACHROME Dyna100
撮影地:長野県信濃町