ヘールボップ彗星/97年2月15日
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撮影地:長野県信濃町
97年2月15日 04:30〜05:24 3枚合成 300 mm 望遠 ISO 400 5〜7分露出 赤道儀自動追尾 |
撮影地:長野県信濃町
97年2月15日 05:44 28 mm 広角 ISO 400 2分露出 赤道儀自動追尾 |
今世紀最大といわれるヘールボップ彗星は、4月1日の近日点通過(太陽に最も近づく日)に向けて順調に増光している模様です。
私が住んでいる長野県信濃町では、冬型の不安定な天候に悩まされながらも肉眼ではっきり確認でき、双眼鏡では明るい中心核か
らガスが出る様子と、そこから伸びる5〜6°の尾が確認できます。
昨年の百武彗星は、ニヤミスといえるほど地球に接近したため、70°以上にも及ぶ長大な尾をたなびかせながら足早に去ってい
きました。今回のヘールボップ彗星は地球との距離がさほど接近しませんが、中心核が大きく”根っから明るい”巨大彗星といわ
れ、2月から5月までの長期にわたり観望できます。肉眼でも見えますが、双眼鏡があるとより見やすいでしょう。もちろん街灯
の少ないところの方が良く見えます。