ヘールボップ彗星/97年3月6日
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撮影地:長野県信濃町
97年3月6日 04:53 300 mm 望遠 ISO 800 5分露出 赤道儀自動追尾 |
撮影地:長野県信濃町
97年3月6日 04:25 28 mm 広角 ISO 800 2分露出 赤道儀自動追尾 |
(以下、3月8日の記述)
3月8日現在、明るさは0等級近くに達しており、早朝の北東の空にその姿がはっきり確認できます。またイオンの尾
(左上の写真の青い尾)の長さは20°に達し、ダストの尾(白い尾)も2日前の3月6日に比べさらに伸びています。
双眼鏡で見るとコマ(中心核)は眩しいくらいに明るく、そこからダストのジェットが吹き出しているのがみえています。
コマは近傍の1等星(はくちょう座のデネブ)よりもずっと明るく、午前5時の薄明(夜明け)になっても肉眼で尾の付
いた姿が観望できます。写真撮影では、ISO800のフィルムと明るいレンズを使うと1分程度の露出で容易にその姿
を写し撮ることができます。
近日点通過(太陽に最も近づく日、4月1日)はまだ3週間も先なのに、この明るさ!この尾の長さ!
3月下旬〜4月上旬に前代未聞の勇姿を見せてくれるのは、ほぼ確実でしょう。