百 武 彗 星 1996B2
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96年1月末に発見された百武彗星は2ヶ月後、長大な尾をた
なびかせる大彗星となりました。
3月25日、地球に最接近した百武彗星はその距離1500万
Km、月・地球間の約40倍で、天体間の距離ではニヤミスと
言えるほどの近距離を通過したことになります。
プラズマの尾(青白い尾)の長さは私の目でも70度以上確認
でき、コマ(彗星頭部)から遙か反対側の雲の合間から尾だけ
が見えていたのはまさに圧巻でした。
またこの彗星は、天の北極付近を通過したため、北斗七星に尾
を横たえる姿を一晩中観望できました。
でも少し離れた長野市内では、街の灯りの影響で彗星頭部がボ
ーっと見えただけだったようです。せめて街灯が地面だけを照
らすように工夫されていればもう少し見えるのにな・・と思い
ます。
撮影データ
1996年3月27日
02時04分 露出5分 SMC135mmF2.8開放(上の写真)
00時41分 露出10分 SMC28mmF2.8開放(下の写真)
ペンタックスLX
五藤光学Mark−X赤道儀ガイド撮影
フジカラーSuperG ACE400
撮影地:長野県信濃町