春の銀河、星団のスナップ撮影  ドブソニアン望遠鏡にて

2013年4月

 

おとめ座銀河団
2013.04.13 22m10m  1200mmF4.7  D600 ISO5000 10sec



M3 球状星団
2013.04.13 22m44m  1200mmF4.7  D600 ISO5000 10sec


M51 りょうけん座の渦巻銀河
2013.04.13 22m48m  1200mmF4.7  D600 ISO5000 10sec

ドブソニアン望遠鏡 DOB GOTO 10とディジタル一眼レフカメラを使ってオリオン大星雲が簡単に綺麗に撮れることを既に確認していましたが、春の夜空でも試してみました。

DOBOTO10は経緯台式のため、長時間露出撮影は出来ませんが、15秒以内ならば焦点距離1200mmでも何とか星像が流れず(正確には流れるが)撮影することができます。 上の3枚はいずれも10秒露光、まさにスナップ撮影です。 天体写真のベテラン諸兄からは笑われる粗末な写真だと思いますが、しかし良く考えてみると、一千万光年以上彼方からの銀河の光をいとも簡単に捉えてしまうのはほんとうに凄いことです。画像処理もいわゆるハイアマチュアの方が施すような高度で難解なものは使用しておらず、カメラ本体が持ち合わせている機能と汎用フリーソフトによる簡単なものだけです(万年初心者の私はこれが常用です。無理をしない、時間を掛けないが基本)
たった10秒間後に、星雲星団がカメラの液晶画面に「スッ!」と現れるので観望会でも有効なツールになるかもしれません。

天体写真は特別な技量を身に付けた人だけが撮影して狭い世界で競い合うだけではなく、だれでも利用することが出来る技術を背景に遅ればせながらやっと多くの人のものとなりつつあるのかもしれませんね。星空を観ることは皆のものであるのと同様にぜひそう願いたいものです。

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/長野県信濃町