EMS双眼望遠鏡をミードLX200架台に搭載して追尾・導入を自動化

EMS TWIN-TELESCOPE operated by Meade LX200-Mount to make it track stars automatically
and acess to objects quickly

EMS TWIN-TELESCOPE  photo4157



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EMS双眼望遠鏡(松本工房)をミード社製LX200-25の架台に搭載いたしました。両者を結合するための部品数点があれば比較的簡単に出来ます。 完成(2010年12月19日)してから本格的なテストをまだ実施しておりませんが(雪のため)、月と木星に向けてみた感じでは、やはり自動追尾の恩恵は特に高倍率では非常に大きく、またLX200架台とEMS双眼望遠鏡の組み合わせは操作感もたいへん良いものです。  分解組み立てを容易にする工夫を施してあり、遠征や観望会でも威力を発揮してくれそうです。
ただひとつ問題は、ミード社によるこの旧型LX200のメインテナンスは既に打ち切られており、故障した場合には直す術がないことで、その場合は諦めるかあるいは全く別の駆動装置と制御装置に入れ替える方法をとるかの選択をしなければなりません。でも機械はいつかは壊れるのだし、それまでの間、余計なことは考えずに十分使いこなそうと思っています。

作業後の左右の光軸調整はいとも簡単に1分ほどで完了。 松本EMSシステムの優れた機能による恩恵があってこそユーザの自由な発想による改造が可能であることは言うまでもありません。

諸元
Meade LX200-25架台、三脚、コントローラ  1995年頃製造  某氏からの譲渡品

EMS双眼望遠鏡
松本工房(松本龍郎様) 2001年製作
当初は SCHWARZ120mmF8が搭載されていたが、その後腰を痛めたこともあり、FC-76仕様
変更(FC-76の接眼部2インチ化加工は松本工房)